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83話

「ふふ、まあまあかな。こんなに高いとわかっていたら、こんなにたくさん買わなかったのに」梅龍は意外にも拗ねてみせた。

小芳たちは梅龍のおかしな様子を見て、口を押さえて笑い出した。

梅龍は笑顔を引き締め、ふとこのお金のことを考えた。この少女たちは一体いくら手に入るのだろう。もし悪徳な店主に遭遇したら、少女たちの労働が無駄になってしまう。

「妹ちゃん、もう一つ聞くけど、バラ一本でいくら稼げるの?」

小芳は梅龍の質問に、素直に答えた。「店長が言うには、バラ一本で七十元もらえるんです」

「そんなに?」梅龍は少し驚いた。

「それは私たち、もう店長のために二年...