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77話

「そう聞いて、二人の兄貴は慌てだした。銭兄貴が率先して口を開いた。「梅の弟よ、骨董品と賭石は全く別の業界だぞ。素人が手を出すのは危険だ、我々にできるのか?」

「そうだ、梅の弟よ。お前の凄さは知っているが、無茶はするなよ」

梅龍は二人の心配を理解し、微笑んで言った。「心配ないよ、二人とも。自信があるから。ただ、少し現金を持ってきてほしいんだ」

「お前が決めたなら、もう何も言えないな。現金なら問題ない、百万元で足りるか?」

梅龍は首を振った。銭兄貴は少し驚いた。百万でも足りないのか?梅龍はその驚きを察したのか、説明を加えた。

「そんなに必要ないよ。五十万で十分だ」

銭兄貴は理解を示した...