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46話

梅龙は二度目の派出所行きとなり、今回は趙所長が直々に尋問を行った。

「梅くん、一体どういうことなんだ?たとえ理由があったとしても、拘留されることには変わりないんだぞ」

「分かっています」梅龙はあっさりと認めた。

「それなのに、なぜそんなことをした?」趙所長は好奇心を抱いて尋ねた。

「誰かが正義を貫かなければならないでしょう?」

梅龙は微笑みながら説明した。趙所長はその説明を聞いて、同じく頭を抱えた。もしそれで解決できるなら、警察は何のために存在するのか。幸い事情はすでに明らかになっていたので、ため息をついて梅龙に二、三言い言い聞かせてから出て行った。

一時間後、状況を調査していた警...