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297話

ホテルに戻ると、趙清純が部屋にいた。梅龍は威勢よく彼女を抱き上げて部屋に連れ込み、一度の情事を終えると、すでに正午を過ぎていた。

腕の中で眠る趙清純を見つめながら、梅龍は彼女の体内に財気を少し流し込んだ。すると、趙清純はすっかり目を覚まし、疲労感は微塵も残っていなかった。

趙清純は何故そうなったのか分からなかったが、梅龍と無関係ではないと確信していた。

「ふん!このスケベ」

趙清純が可愛らしく鼻を鳴らすと、頬が一瞬で赤く染まった。その様子を見た梅龍は、思わず冗談を言い出した。

「ねえ、最近オレのこと恋しかった?」

「ふん!あなたなんか全然思ってなかったわよ。誰が知るもの?あなたが外...