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279話

この数日間、梅氏グループも休みに入り、会社の門は固く閉ざされていた。会社は休みでも、梅龍の各事業は滞りなく進められていた。

昼過ぎ、首長から私用電話がかかってきた。梅龍は狂喜し、互いに無事を確かめ合った後、本題に入った。首長の意向は、新年が明けたら梅龍に部隊へ報告するよう命じるというものだった。これは依頼ではなく、命令だった。

電話を切った梅龍は、少し不満げだった。軍人になりたいとは思っていたが、今ではない。結局のところ、彼はまだ十九歳で、浪費できる時間がたっぷりあるはずだった。しかし部隊に入れば話は別だ。その時から、梅龍は少年ではなく、一人の軍人となる。

軍人は大小関係なく、祖国に必要...