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161話

「バカだな、俺」と自分を呪った。こんなことはとっくに気づくべきだった。梅龍のことばかり気にして、一番肝心なことを忘れていたなんて。

自業自得とはこのことだ。三時間以上も煩悶した末、呉青霜はようやく梅荘に到着した。梅龍の家の前まで車を走らせると、そのまま降車した。梅龍のことなど気にも留めず、一人で梅龍小学校へと歩き出した。

この時の梅龍といえば、すでに自分の吐瀉物の上に横たわっていた。言葉にできないほど不快な状態だった。翌朝早く、梅龍は頭がぼんやりしたまま目を覚ました。両手で顔をこすると、湿っぽい感触と共に何とも言えない悪臭が鼻をついた。

その臭いはどこか見覚えがあった。すぐに昨晩のことを...