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128話

前途は遠く、すべてはまだ未知数だった。

金昌市空港の入り口に立ち、梅龍は憂いに満ちた表情で薛宝菊を見つめ、別れを惜しむ気持ちで胸がいっぱいだった。

この先、燕京へ向かうすべてのことは薛宝菊自身が対処しなければならない。薛宝貴は兵役の経験があるとはいえ、何を学び、どう学ぶかは薛宝菊自身が決めることだった。

梅龍としては一緒に行きたかったのだが、一昨日、薛宝菊に毅然とした態度で断られ、梅龍もどうすることもできなかった。

「嫁さん、向こうに着いたらしっかりやるんだぞ。無理だったら、帰ってくればいい」梅龍は言うと、今度は薛宝貴に向かって言った。「宝貴、俺の嫁を任せるからな。何かあったら、許さないからな...