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100話

「二人の兄貴がそんなに落胆しているのを見て、梅龍の心にはなぜか一筋の快感が走った。我に返って言った。「お二人とも安心してください。老先生が言うには、お金さえ用意できれば、一ヶ月もしないうちに、どんな問題も解決するそうです」

「本当か？梅の弟よ、兄貴は学がないからな、騙すなよ」

「あ、えっと…」梅龍は一瞬言葉に詰まったが、それでも辛抱強く説明した。「安心してください。呉さんの件は最優先ですから、間違いありません」

「それなら良い。老先生はあとどれくらい必要なんだ？」銭兄貴が尋ねた。

「それがですね、費用はちょっと高くなるかと…」梅龍は二人の期待を煽り始めた。実際にはいくら必要なのか決めて...