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880話

警備員が新たに連れてきた兵士の中には、小型砲弾を担いでいる者までいた。これが発射されれば、酒場全体が吹き飛ぶだろう。

「ふん、お前に根性があるなら、あと二分待ってみろ。そうしたら、お前の吐いた言葉を全部飲み込ませてやる」劉二は冷笑いながら言った。彼には十分な自信があるようだ。

張龍と警備員は当然信じておらず、笑いながら言った。「いいだろう、二分の猶予をやる。どんな小細工を使うか見物だ」

時間は刻一刻と過ぎ、二分が経過したが、劉二の援軍はまだ現れなかった。

彼の表情はどんどん険しくなり、視線は絶えず酒場の入口を見回していた。言葉にできない焦りが見て取れる。

「ふん、ただのはったりか。武器...