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652話

「はい、分かりました」その美人セラピストはすぐに自分の道具を脇に置いた。

このとき、張さんも98番のセラピストを目を輝かせて見つめているのに気づいた。どうやら張さんも98番のセラピストを希望しているようだ。

案の定、張さんが口を開いた。「弟よ、君は何番にするんだい?」

「兄貴、ほら、僕は98番のセラピストにしようかな」と私は照れ笑いを浮かべた。

私の言葉を聞いて、張さんは明らかに少し不満そうな表情を見せたが、今日は私のおごりだということを思い出し、こう言った。「じゃあ俺はもっと高いのを選ぶよ」

「問題ないですよ、兄貴。好きなの選んでください」と私は笑いながら言った。今の私はほとんど色...