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406話

「僕は呂建華に対処するつもりだ」

私がそう言い終えると、部屋の雰囲気、というか私と彼の間の空気が一瞬で凍りついた。呂建華に対処する?

呂建華はX市ではそれほど大物ではないが、黄詹が手を出せるような相手でもない。

この資料を警察に渡せば、彼は逮捕されて刑務所に入ることになる。十年か二十年、あるいは二、三十年も可能性としてはある。

私と一緒に呂建華に立ち向かうなら、命を落とす可能性もある。ただし、彼は完全に私の手先となり、運命を共にすることになる。私の機嫌が良ければ、成功した暁には彼のX市での地位がさらに上がるかもしれない。

つまり、これは選択の時だ。

私は無関心を装わなければならないが、同時に彼...