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1544話

「しかし、わが子を取り戻そうとしても、すでに丸坊主のオウ兄貴にしっかりと抱きかかえられていて、手を出す隙などまったくなかった。

「逃げられるか!」刀を持った大男は一撃を外すと、またも攻撃を仕掛けてきた。彼の刀さばきは非常に鋭く、刃が私の体に当たらなくとも、あの人を呑む刀気が肌に痛みを走らせる。

怒りが頂点に達し、反撃しようとした瞬間、腕の中にはアジンが寄りかかっていることに気づいた。刀を持つ大男と戦えば、彼女は私の足手まといになってしまう。

心の中で静かにため息をつき、後ろに二歩下がって素早く黒龍小隊のメンバーたちの元へ戻った。そしてアジンをしっかりとチャンウェイに手渡し、言った。「ウェ...