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1498話

「ふん、どうか全力を出してもらいたい。私は容赦などしないからな!」玄浪の声は氷のように冷たく、足を地面に強く踏み込むと、台上の一枚の青石が粉々に砕け散った。

成山は台に飛び乗り、軽く微笑んで言った。「なるほど、大力金剛脚とは。失礼いたしました」

彼の得意技は大力金剛掌で、少林寺とは多かれ少なかれ何らかの縁があった。これは相手が武林の泰斗であることを裏付けるものだった。

「私は岳崇山・成家の末裔、成山と申します。家伝の大力金剛掌は貴寺から派生し、独自の流派となったものです。今から大力金剛掌で閣下の大力金剛脚を拝見させていただきましょう」成山は拳を握り一礼すると、その動きには万鈞の力が秘めら...