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1087話

「老趙、本当にありがとう。さっきお前が出手してくれなかったら、俺はもう撃たれていただろう」この時、張書記はようやく事態を把握し、顔に恥じらいの色が浮かんだ。

もし俺でなかったら、彼はもうその場で命を落としていただろう。

あの時、二人のボディガードはまだ俺と腕前を競おうとしていて、注意力は全く安全確保に向けられていなかった。だからこそ、襲撃者に隙を与えてしまったのだ。

抱きかかえていた程薔も銃声で目を覚まし、恐怖に駆られて尋ねた。「何があったの？」

俺は急いで彼女を抱きしめ、なだめるように言った。「何でもないよ、ただの発砲事件だけど、俺がすぐに止めたから」

「えっ！」程薔は非常に驚いた様子...