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749話

「ん？」

老江は楚星河の話を聞き、少々意味が分からなかった。

彼は眉をわずかに寄せ、すぐに楚社長の言葉の意味を理解した。

「燕家の御曹司が後方支援部長の座に何年も座っていながら、権力を私利私欲に使った記録なんて一度もありませんよ。楚社長、なぜそんなに確信されるんですか？彼が必ず肖宇にそんな機会を与えると」

老江の質問を聞いて、楚星河は淡く微笑んだ。

「与えるさ。なぜなら、これは権力の乱用とは言えないからね。せいぜい慎重な選択というだけのことだ」

そう言いながら、彼は指輪を軽く回し、眉間の嘲りの色がより一層濃くなった。

「結局のところ、私が価格操作した三社のサプライヤーの製品には、...