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678話

太陽が高く昇り、ゆっくりと上空へと這い上がりながら、惜しみなく陽光を降り注いでいるが、深まる秋の寒さを貫くには至らない。

楚星河はオフィスに座り、手元の資料を軽く捲っていた。その瞳に宿る光は、以前よりも一層輝きを増しているようだった。

彼は表情を静かに保ちながら、時折机上のペンを取り、重要な箇所に印を付けていく。まるでオフィス内に漂う艶めかしい雰囲気など、まったく感じ取っていないかのようだった。

先ほどまで妖艶で魅力的だった美女秘書は、今や広いソファベッドに横たわり、裸体をさらしていた。あの薄い透けるような衣は、すでに楚星河によって乱暴に引き裂かれていた。

その隠れては見える美しい光景...