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676話

「あー、ありがとう兄貴、本当にありがとう！」

肖宇の言葉を聞いて、趙三狗は興奮して叫びながら、感謝の気持ちを胸いっぱいに抱えて遠くへと走り去った。

その背中はよろよろとしていたが、すぐに二人の視界から消えていった。

肖宇は淡々と視線を戻し、顔を向けると、ちょうどその美女の目と合ってしまった。

彼女の潤んだ美しい瞳には、濃密な笑みが浮かんでおり、肖宇はそれを見て少し身の毛がよだった。

「あの、俺の顔に何かついてるのか？なんでそんな風に見てくるんだ？」

彼はぶつぶつと呟きながら、手を上げて顔を強く拭い、美女の視線から逃れようとした。

その美し...