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417話

肖宇が考えれば考えるほど、体が冷たくなっていくのを感じた。

彼が頭を悩ませている最中、ドアが暴力的に開かれる音が一瞬で肖宇を現実に引き戻した。

彼は素早くあのヒゲ男の身体を探ったが、何も見つからなかった。

やむを得ず、肖宇は手の中の飛剣を逆手に握り、立ち上がった。

サイレンの音が耳元で鳴り響いているにもかかわらず、彼はなおも全神経を集中して、あの集団の命知らずの反撃に備えていた。

「クマの兄貴たち、まさか俺と心中するつもりで飛び込んでくるわけじゃないよな？」

肖宇は心の中で呟きながら、少し寂しげに首を振った。しかし足取りは軽やかで慎重に階段口へと...