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373話

また一日が過ぎ、体内時計に起こされた肖宇はベッドに横たわったまま。

窓から差し込む陽の光を見つめ、丸五分間ぼんやりしてから、やっと身を起こした。

「はぁ、また美しくも面倒な一日が始まるか。今日の愛情たっぷり朝食は何だろうな?」

肖宇は適当に顔を洗い、鏡の中の自分に向かって口元を少し上げ、明るい笑顔を浮かべた。

「俺様はやっぱりイケメンだな。でも、この過度なイケメンさが今の俺の最大の悩みなんだよな」

彼は自己陶酔しながらぶつぶつ言いながら、ゆっくりとダイニングへ向かった。頭の中では宋小妞に会ったときにどんな手を使って、彼女の怒りを解くかを考えていた。

だが現実は想像とはかなり違うものだった。

階...