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307話

鷹は無言で彼を一瞥し、心の中で思った。この道に長年浸かってきた自分でさえ、五十メートル先からでは命中させる確率は五割ほどしかない。

一度も経験のない彼が、なぜこれほど自信に満ちているのか？

鷹には理解できなかったが、この見知らぬ男に対して、どういうわけか不思議な信頼感を抱いていた。

「今のところ大丈夫だ、ありがとう、でも結構だ」

彼は低い声で言いながら、指先で鉄の矢を軽く転がし、虎口に当てた。

「肘を九十度に保ち、手首も九十度に曲げる。目線と矢の尾を平行にして、三点を一直線に結び、手首にしっかり力を入れて…」

鷹は一言ごとに対応する動作を見せた。

声はだんだん低くなり、呼吸も次第に落ち着いてい...