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218話

アミリアは冷ややかに笑い、その瞬間に見せた狡猾さは、それまでの彼女とはまるで別人のようだった。

彼女は夜梟とは違う。彼女は自分の運命を自らの手で掴まなければならない。

夜梟が空へ向かって放たれた矢だとすれば、アミリアこそが本当の攻城兵器だ。あの柔弱で完璧な肢体は彼女の最高の偽装であり、同時に最強の武器でもある。

アミリアは静かにドレスを脱ぎ捨て、頭を下げて自分の曲線美を堪能した。瞳には煌めく光が宿っている。

「確かに美しいわね、そう思わない?」

手のひらが絹のような肌を滑るように撫で、その感触に彼女自身も手放したくないと感じた。

アミリアはその完璧な肢体をベッドに投げ出し、柔らかな布団を抱きし...