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198話

肖宇の悪戯っぽくも妖艶な笑みの前に、銀霜はただ諦めるしかなく、彼の軽薄な振る舞いに身を任せた。

その艶やかな責め苦は長くは続かなかったが、肖宇が手を放した時には、銀霜はすでに彼の腕の中でくずおれていた。

耳元で聞こえる魅惑的な嬌声に、肖宇も血が沸き立つのを感じていた。

「金髪ちゃん、警告しておくよ。これ以上俺を挑発すると、我慢できなくなるからね」

肖宇の逞しい体から伝わる熱気に、銀霜は悲鳴を上げ、素早く彼の腕から逃れた。

慌てて服を整えると、警戒心を露わにして肖宇を見つめた。「変なことしないでよ!」

不安だった心が落ち着き、先ほどの決然とした勇気も消え失せていた。

だがその何気なく見せる少女ら...