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966話

今の枯智は、龍虎山で老後を安楽に過ごせるだけでなく、燕京の白雲観に行っても誰にも咎められない。これだけでも、あの悪僧がすっかり汚名を返上したことを物語っている。

彼がどのように名誉を回復したかはさておき、もはや以前の枯智ではないのなら、楊動を騙す理由もないだろう。

彼が三大苑はただの成金で、本当に大事を成すことはないと言うのなら、楊動も特に心配する必要はなくなった。

そして三大苑の出所である年幇に目を向けると、年幇の帮主が隠遁し、春夏秋冬の四季堂が没落したことで、年幇は名ばかりの存在となっていた。

年幇がもはや存在しないのに、なぜまだこの四冊の書物に多くの人が目を付けるのか？

それはま...