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798話

三人は青石の道を山門へと向かって歩いていた。彭小慧はふと尋ねた。

「楊動、さっき林に行ったのは何してたの?」

中年女性を一瞥して、楊動は笑いながら答えた。

「別に何も。外は人が多すぎるから、静かな場所で涼んでただけさ。お母さんこそ、どうして于道長とあそこに行ったの?」

彭小慧の瞳に尊敬の色が浮かんだ。

「あのね、于道長って本当に生きた仙人みたいな人なのよ」

楊動は冷ややかに鼻を鳴らした。

「僕から見れば、ただの道士の格好をした金目当ての老いぼれだけどね」

「あなたったら、何てことを言うの!」

彭小慧は不満げに言った。「知ってる?私が于道長と食事をして話していたら、突然立ち上がって外に走り出した...