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479話

魚を一匹食べ終えた直後、ラソールは盤膝座禅を組み、少しでも早く体力を回復させようとしていた。

老人が徐々に無我の境地に入りかけた時、突然雷のような怒号が聞こえてきた。

そして、七十余年生きてきた彼が一度も見たことのない奇怪な光景を目にした——龍椅に座っていた石像が、なんと動き出したのだ！

石像がどうして動くのか？

これはホラー映画の撮影じゃないぞ！

この不可解な現象は、見多識広なラソールでさえ理解できなかった。

しかし、今すぐ大殿から逃げ出すのが最善だということだけは分かっていた。

だが、ラソールが大殿の中央まで走ったところで、殿内のすべての石像が動き出し、彼の行く手を阻んだ。

これらの石像の...