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440話

「リーダー、葉道嶺将軍がお見えになりました」

林さんは昼寝から起きたばかりの楊近東にお茶を出した後、小声で告げた。

日々忙しく働く楊近東の健康を維持するため、看護スタッフは毎日午後に少なくとも30分の休息を取るよう提案していた。

この提案に楊近東は当然喜んで従い、徐々に昼寝の習慣が身についていった。

皆も楊近東のこの習慣を知っていたため、特別重要な事でもない限り、彼が昼寝から起きたばかりの時に邪魔するような愚か者はいなかった。

濡れタオルで顔を拭いた楊近東は、机の上の書類を手に取り、軽く手を振った。

林さんはその意を汲み、そっと部屋を出ていった。

数分後、ドアが再び開き、体格の良い楊近東...