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323話

今夜は、緑緑の初夜だ！

たとえ楊様がいずれは蚕蛇神の元へ戻り、二人が永遠に会えなくなるとしても、緑緑は満足するだろう。

彼女はこっそり南の村のお婆さんに占ってもらった。今日は彼女が最も身籠りやすい時期なのだ。

楊様の子を宿せば、もう何も望むものはない。その子を少しずつ育て、自分の家の血筋を繋ぐのだ。

豪快に食事を楽しむ楊動は知らない。彼はすでに緑緑の獲物になっていることを。

緑緑は左手で顎を支え、楊動が食べる様子をじっと見つめていた。彼が一羽の鶏と二匹の魚、それに豚の肘肉をほぼ平らげようとしたとき、彼女は何かを思い出したように動いた。

そして、右手を背後に伸ばし、箱から薬の粉の包みをこっそり取...