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1751話

「人を見ても心は見えぬとはこのことか」

杨動は今、この言葉の意味をしみじみと理解していた。于老道の大邸宅の庭に足を踏み入れ、門を押し開くや否や、彼の目は丸くなった。

「なんてこった、于老道、あんたみたいな正直そうな顔した奴が、まさか美女を囲ってるとはな！」

雪に覆われた庭では、しなやかで優美な体つきの女性が箒を手に小道を掃いていた。

その女性は若く見え、体つきも整っていて、シルエットだけ見れば杨動は自分の家にいる美女たちの面影さえ感じられるほどだった。

庭の小さな東屋では、于老道が机に向かって座り、傍らには小さな火鉢が置かれ、その上で酒の入った壺が温められていた。

机の向かい側には空席が...