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1727話

自分の元恋人を陥れるなんて、決して気分の良いものではない。

阮朝歌はソファに座りタバコを吸いながら、長い間一言も発しなかった。

この件に関して言えば、彼は成功した。すべては彼の思い描いた通りに進んでいた。

十分な証拠があったからこそ、休憩室で彼はずっと阪井藤に対して容赦なく攻撃し、さらには李長城の頬を思い切り叩くことができた。彼は李長城の気質をよく理解しており、物事が必ず彼の予測通りに進むことを知っていた。

案の定、阪井藤の仲間は大使館の人間を呼んできた。

そして阮朝歌を憎む李長城も、この機会を逃すはずもなく、必ずや相手側の言動に便乗して彼を攻撃するだろう。

事態はどんどん大きくなり、阮朝...