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1663話

「チュンチュン」という小鳥の鳴き声は、どうやら郭楠一人だけに聞こえたようだった。

部屋の中からは、依然として楊動と女の声が聞こえてくる。

郭楠は誓って言えるが、彼女は本当にある男女の狂った行為など見る気はなかった。しかし、何か邪な考えから我に返ると、まるで悪魔に操られたかのように部屋の中へと足を踏み入れていた。

おそらく、あの女が一体どんな顔をしているのか、自分の目で確かめたかったのだろう。

結局のところ、あの女が楊動にこんな扱いを受けているのは、楊という男が彼女、郭楠に刺激されたからなのだから。

そうして、郭楠は中に入った。

だが寝室の入り口に着いた途端、彼女は唖然とした。

二人の奇妙な行為...