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1599話

島の上ですでに、林映冰はフリヤから金倫加のことを聞いていた。

当時フリヤが語った不思議な話を聞いて、林映冰は表面上何も見せなかったものの、心の中では軽蔑していた。

一つには、フリヤが少し頭がおかしいのではないかと思った。子供でさえ信じないような話を真顔で語るなんて。

もう一つは、フリヤが彼女を完全に見くびっていると感じたからだ。こんな話を真剣に「世界には本当に金倫加が存在する」と断言するなんて。

そんなはずがない、一万年前の人間がまだ存在するなんてありえるだろうか？

しかもその人々が世界の神々になったとでも？

今や獅子殺しの会のあの手先たち、フリヤや髭面の男たちも含めて、皆が神になるために努力...