Read with BonusRead with Bonus

1580話

東洋軍が上陸した初日、彼らは海岸線で多くの古代の座礁船から宝物を発見した。

その財宝や骨董品は、艦隊の全員が一生食べていけるほど豊富なものだった。

この幸運を祝うため、彼らは氷霧島に漂着した最初の夜に焚き火パーティーを開いた。

日記には、その焚き火パーティーについての記述が多く残されていた。

艦長が将軍の娘に恋心を抱いていることや、三木端紀の実家が風俗業を営んでいることなど、どうでもいいことがたくさん書かれていた。

この三木端紀という風俗業の経営者は、要するに売春あっせん業者だった。

そして、この売春あっせん業者が、翌日、十数人の武装した仲間を率いて島の奥地へと探検に向かった。

砂浜を通り過ぎ...