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1479話

時間の流れは早いものだ。

解陽山監獄から荊然の情報を聞き出してから、楊動はずっと人を使って荊然の足取りを追っていた。

すでに二日が経過したが、荊然の消息はまだ届かない。その代わりに常神使からの知らせが入った。龍脈が存在し、龍珠を見つけられる場所が特定されたというのだ。

場所は確かに海外だったが、どこかの都市ではなく、海外の無人島だった。

常神使の言葉によれば、この島を数日で見つけられたのは幸運だったが、それは古蜀が天に見捨てられていないことの証でもあるとのことだ。

出発日も間近に迫っており、常神使は楊動に蘇北の件を早急に片付けるよう望んでいた。

正直なところ、楊動には蘇北の件で片付けるべきこと...