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991話

「何だって！」

アヤオの顔色が一瞬にして曇った。やっと少し和らいだと思ったのに、林浩の一言で元の状態に戻されてしまった。

この混蛋！

よくもそんな態度を取れるものだ！

弱小な人間のくせに、神女である自分をこんな扱いとは。七大神使の中で最も力が劣るとはいえ、それでも神女なのだ！

「出て行けと言っている！ここはお前の家じゃない。基本的な礼儀も知らないのか？ノックして許可を得てから入るものだ」林浩は冷たい声色で、感情の欠片も見せずに言い放った。

古城が現れた時から、林浩は古神族に対して好感など持っていなかった。むしろ反感すら抱いていた。だが相手には力があり、その優越感も無理はない。彼も気...