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972話

ケヴィンの戦闘力は一等後期幻霊戦士に限りなく近く、武道大宗師後期の強者をも容易に粉砕できるレベルだった。

これはまだT3000の戦闘力に過ぎない。彼より強いT4000がどこまで強化されているのか想像もつかない。

スチールウィングのような存在は、一般の修練者にとってあまりにも不公平だ。彼らは痛みに耐え、自らを半人半機械の特殊な存在へと変えたが、その代わりにこのような恐るべき戦闘力を容易に手に入れることができる。

一歩一歩地道に修練を積み重ねてきた者たちにとって、極めて不公平なことだった。

「なぜだ！なぜお前は一等初期幻霊戦士に過ぎないのに、私に勝てるんだ！」

「私にはエンジェ...