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725話

林浩はこの二人の会話を感じ取り、老人の力強くも年老いた声を聞いていた。その言葉を聞きながら、東の方角を見上げ、心の中で思った。「こんな老将がいれば、華夏の興隆を何も恐れることはない」

萧策との短い会話を終えると、元武はすぐに林浩に向かって言った。「林家主、今回もあなたは華夏の大功臣だ！」

林浩はこの突然の称賛に、思わず体を震わせた。この元武という人物は並の身分ではない。龍門の実権を握る人物だ。彼の言葉の重みは計り知れない。

「元老、それは私がすべきことをしただけです」林浩はそう答えたが、視線は前方に固定されたままだった。

公海の上は、ますます危険な雰囲気が漂っていた。無数の強者たちが自...