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1216話

紫玉の言葉を聞いて、林浩は噴き出しそうになった。

「兄貴、言い訳するなら、もう少しマシなの考えられないのか?まだ助けに行くだなんて、すでに冷たくなった奴を救えるわけないだろ?誰を騙してるんだ?」

「いや、お前らこそ幽霊じゃないか。本当に容赦ねえな、自分すら騙すとはな!負けは負けだろ?人数で勝ってて、負けも認められないのか?負け犬かよ?いいぜ、そんなにプライドが高いなら、今回はお前らの勝ちでいいよ、OK?」林浩はそもそも勝つつもりなんてなかった。奴らを十分に苛立たせればそれでいい。目的は奴らの防御を崩すことだ。一度怒りに任せれば、冷静さを失う。

しかも、なぜ林若詩を出さなかったのか?林若詩...