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1208話

「不可能!反対だ!」

「私も反対する!」

敖犬の言葉が落ちるや否や、五分の三以上の者たちが即座に反対の声を上げた。さらに五分の一が激しく反対していた。彼らは皆、すでに一線を退いた太上長老たちであり、最も頑固な老人たちだった。

わずか五分の一の長老たちだけが、呆然としたまま反対の声を上げる暇もなかった。

「敖犬、お前は龍皇の身でありながら、龍族の未来を考えず、我らを囚われの身にしようとするとは。お前は我ら龍族の龍皇たる資格などない。我らの意思を代表する資格もない!断固反対する!」太上長老は怒りに震え、敖犬を指さして叱責した。さらには敖犬の名をそのまま呼び捨てにし、龍皇の尊称さえも省略してしまっ...