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1183話

「二人が一唱一和でこうも正義に満ち、神聖不可侵で、信者に対する慈悲深さを演じるとは」

その一方で、すべての罪を林浩に押し付け、きれいさっぱりと責任逃れをし、これまで無視してきた事実には一切触れようとしない。

見事だ、実に見事な芝居だ！

どいつもこいつも才能の塊じゃないか！

あまりにも見事な責任転嫁に、林浩は思わず拍手したくなるほどだった。

しかし、彼らが想像したような展開——彼らの言葉が終わった瞬間に民衆が彼らを崇め、花城の住民全員が林浩たちを唾棄し、呪詛し、投石や板切れを投げつける光景——は現れなかった。

確かに林浩は高等幻霊師だが、一般人に手を出すはずがない。彼が逃げれば罪が確...