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1008話

シュッ！

白い光の筋が茂みから疾走していく。「ボス！助けに来たニャ！」

飛んできたのは白虎の血脈を持つ瑞麟だ。彼は老子にこっそり試練の秘境へ蹴り込まれたが、それも林浩を見つけて関係を築くためだったのだ。

最終的な登天島の枠については、彼にも自分の実力の程は分かっている。それに神の抑制が消えれば、白虎の血脈を持つ彼らは神性の一部を活性化できるのだから、それで十分なのだ。

物音を聞いた彼は急いで駆けつけ、ちょうど軒轅剣が林浩に一撃を下そうとしているところを目撃した。瑞麟は二言目には及ばず、怒りの咆哮と共に白虎へと変身して疾走する。白虎の血脈が燃え上がった。

軒轅剣が振り下ろされ、恐るべき...