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807話

雅晴が今夜ついに大成功を収め、史上最強の忍者となり、すぐに華夏へ行って水龍の龍脈を探し、山間家を東洋第三の地下皇族にすることを思うと、山間家当主は体が宙に浮かぶような高揚感を覚えていた。

地下皇族になることは、東洋のすべての名門が最終的に目指す目標だった。

第二次大戦以降、この栄光の頂点に登りつめた者はいない。

国内の名門の中でも超一流とは言えない山間家が、この目標を実現するのは、天に登るより難しいことだった。

しかし、今代の山間家には彼という最も優秀な当主が現れ、長年の苦労の末についに希望の光が見えてきたのだ。

当主は自分の生きている間に、山間家が地下皇族になるのを見たいと夢想していた。

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