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756話

羅爺は行方がばれたと見て、山間家族が協力を拒否した今、自分の使命も果たしたと思い、明日の朝一番で帰国することに決めた。

好きでもない男と結婚せずに済み、かつ葉家の養育の恩に実際の行動で報いたことを思うと、葉修羅は全身の力が抜けるような気分になった。帰国前夜に「専属」マッサージ師の潘琳琳のサービスを楽しみたいと思うのは、ごく自然なことだった。

彼女の行動を監視カメラで密かに見ている者たちも、少しも違和感を覚えないはずだ。

しかし、本来なら潘琳琳が彼女にサービスするはずなのに、どうして彼女が女装した大物の背中に跨って、一人八百元のマッサージをしているのだろうか?

私、羅爺が自分を卑しめるの...