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548話

酔いつぶれた人は死なない限り、二日酔いで記憶が飛ぶという悪癖がなければ、目覚めた後に徐々に自分がしたことを思い出せるものだ。

良妻のような笑顔を浮かべ、一糸まとわぬ肢体で、あの高慢な白い双丘がプルプルと揺れ、恥じらいというものを知らない葉修羅をぼんやりと見つめながら、沈岳は胸の中の苦々しさが喉を伝って込み上げてくるのを感じていた。

昨夜、彼は雅寧西洋料理店に招かれ、羅様の真摯な愛情を深く実感した後、嬉しさのあまり泥酔してしまった。

酒の勢いを借りて、この毒婦の上で、どれほど馬を駆ったのだろうか?

もう覚えていない。

ただ、あの快感が存分に味わえたことだけは記憶している。

自分の愚か...