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518話

蓮香君はただ本当の友達が欲しかった。

男性の友達を。

それ以外には、何も考えていなかった。

彼と一緒にいる時、名家のお嬢様や人気スターとしての振る舞い、女の子としての矜持など気にせず、心から寛げる関係。ソファに胡座をかいて座り、悩みや嬉しいことをぶつぶつ言いながら、片手で雪のように白い足を撫で、もう片方の手でスナックを食べる。

何か言い間違えたり、何かやり間違えたりすることを恐れず、必要なら彼を引っ張り出して身代わりにもできる。

楽しくて酔っぱらった時には、彼に抱きついて泣いたり笑ったり、叫んだりわめいたり、頬にキスしたり。

要するに、本当の友達とは、ベッドを共にするこ...