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454話

午後一時、青山盛世警備会社の会議室内。

元社長の能力不足と人脈の乏しさから、盛世警備の現状はますます悪化し、優秀な人材は引き抜かれ、会社も元の漢文大厦から撤退して、東郊の囲子山の麓にあるこの三階建ての小さな古びたビルに移転した。

現在、門番の老董を含めても、会社には十七人しかおらず、皆コネもなく、まだ就職先が見つからないまま、ここで必死に踏みとどまっている者ばかりだ。

ネット上のある話が、この十六人の警備員の現状を最もよく表している:「若者を責めるな。人生の苦さを知らない彼らは、いつでも辞めて去っていける。だが中年は死ぬほど酷使しても構わない。彼らは裏で悪態をついても、面と向かって...