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328話

秘密基地で数ヶ月を過ごした傭兵たちは、日の出とともに活動し、日没とともに休む単調な生活に既に慣れていた。

報酬が破格に高くなければ、自由気ままな生活に慣れた傭兵たちが一ヶ月も耐えられるはずがなかった。

幸いにも、あと数十時間、おそらく明日の未明には、この呪われた場所から脱出できるだろう。

昨夜の戦闘で多くの仲間を失ったことも、彼らにとってはむしろ好都合だった。

任務は既に九割方完了しており、生き残る者が少なければ少ないほど、一人当たりの報酬は増える。

誰もが酒池肉林の贅沢な生活を捨て、この呪われた場所で苦しんでいるのは、結局は金のためではないか。

太陽が沈み、闇が訪れた...