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322話

ドアをノックしたのはやはり秘書の薫薫だった。

薫薫は心の中で驚いていた。どうして今夜はこんなに多くの人が陳社長を訪ねてくるのだろう、それも一人一人が美しい女性ばかり。

社長夫人と若社長夫人の美しさは言うまでもないが、蘇さんと義母さんにしても、薫薫より年上とはいえ、あの体つきと容姿、特に熟れた桃のような色気といったら。

ふぅ、薫薫は自分が情けなくなるほど自信を失った。本能的に考えた、自分もあの年齢になれば、あんな風情が出るのだろうか？

しかし山猫兄が連れてきた女の子を「俺の義兄の妹さん」と紹介したとき、薫薫がわずかに芽生えかけた自信はすぐに崩れ去った。

もし社長夫人を氷山の雪...