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205話

数日前、彭暁航は公務で外地へ業務交渉の引率に行っていた。

すべて順調だった。

今日の午後二時半、彼女はようやく青山に戻ってきた。

帰り道では、副部長として初めて外出引率し、これほど見事に任務を完遂したことに自信を持ち、展総裁から褒められる場面を想像していたほどだ。

しかし帰社してみると、彼女はまるで今が何時何年かわからないような茫然とした気持ちになった。何の問題もなかったはずの会社が、なぜ「葉」姓になっているのだろうか？

当初の話では、宏図グループと振華グループはただの協力関係で、葉臨空が自ら接触してきたのは、展小白が宿敵の慕容グループと対抗するのを助けるためだったはずではないか？

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