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1125話

宋旌旗は、この世に生まれてきた理由が宮中に送られるためだったのかもしれない。

沈岳がそう思った矢先、外から可愛らしい叫び声が聞こえてきた。

実は沈岳は既に廊下から足音が近づいてくるのを聞いていたが、気にも留めていなかった。

天の神様が来ようと、沈岳はまず宋旌旗を片付けるつもりだった。

来たのは天の神様ではなく、最も美しい女教師・王美娴だった。

王美娴は顔色が少し青ざめていた。おそらく沈岳の行為に驚いたのだろう。その豊かな胸が波のように上下し、急いで近づくと彼の手首をつかみ、力を込めて引き離そうとした。

彼女の芸術品のような小さな手では、ふん、沈さんが自ら手を放さなければ、十八年引っ...