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1095話

宋さんのお母さんは本当に無責任だ。

雅晴と沈岳の関係が普通ではないことを見抜いていながら、彼女にここを家と思って、好きなだけ住んでいいと言い放った。

雅晴の知能指数が高いことは置いておいても、バカでも宋銀翹が彼女を息子の嫁として見ていることは分かるだろう。

沈岳はもうすぐ蘇南音と結婚するというのに!

しかも今は大人しく振る舞っている雅晴だが、狂気に走れば悪魔そのもので、破壊力は絶大だ。

家に悪魔が住んでいたらどうなるか、想像できるだろう。

沈岳は考えたくもなかった。雅晴の小さな手を引いて、うちはこんなに素晴らしいとあちこち自慢している母親の口を塞ぎたかった。

「もういいよ。言って...